ホームページ制作における構築とは

ホームページ制作の工程において、「構築フェーズ」があります。
企画→デザイン→構築と大まかには進むことが多いですが、構築って具体的に何をしているのか。詳しくは知らないけど、WordPressなら正直制作会社に委託しなくてもできるんじゃないか。
今回は、しっかりとしたホームページを作るときに必要になる工程「構築フェーズ」について考えていきます。

構築とは

基本的にはHTML、CSS、JavaSclipt等、プログラミング言語と呼ばれるコードを書き込んで、ホームページの骨組み・デザイン・機能を実装していくという工程です。
大まかに必要な知識としては普通にプログラミングで構築しても、WordPressを使って構築しても大差はありません。専用の記述なども中にはあるので、WordPressの方が難易度が高いと言っても過言ではないかもしれません。(その分工程が少なくなったり、更新作業が簡単になったりします)

自分でできない?

「HTML」「CSS」の簡単な構造や書き方は、ある程度の知識を付けることで多少なりとも理解することができますし、個人のブログサイトなどでそこまでデザインにこだわらない場合は、WordPressの既存テーマを使用した自主制作など可能だと思います。

ですが、専門のコーダーが組み立てたコードは難解な部分が多い分、機能に優れている場合が多いです。ホームページに動きを加えてみたり、ユーザーを惹き込みたい場合は制作会社への委託を検討していただければと思います。

自分は何したらいいの?

デザインが確定した段階で構築フェーズに入ることが多いかと思いますが、完成形が決まっているならコーダーに構築を任せているあいだ自分は何もしなくても大丈夫なんじゃないだろうか?と思う方はいないでしょうか。
実際そんなことはありません。構築はプロが行ってもバグや誤字脱字はつきものです。それらの確認、および動作や軽微なデザインの面でも、後々後悔することのないようしっかりくまなく点検することがおすすめです。

デザインの完璧な再現は殆どできない

ホームページのデザインを作っても、寸分違わずWebサイトとして落とし込むことは殆ど不可能です。見ているユーザーがどんな画面で見ているか、PC、スマホにどんな書体がインストールされているか。
いわばデザイン制作は「なんでもあり」です。実際はちゃんと実装できるかなど様々なことが考えられてデザイン案が作成されますが、ミリ単位で文字や装飾を動かせるデザインフェーズと違い、構築フェーズでは「どの画面サイズで見ても」綺麗な位置になるよう特殊な単位なども使用してデザインを再現します。
その結果、多少のずれが生じたり、どこかで表示崩れが起こったりする場合もあるという事です。

「プロだから簡単にできる」のではなく、構築をミスなく行うのはプロでも難しいものです。
デバッグやここはこうしたい、ああしたいといった希望は都度伝えられるようにしましょう。