ホームページ制作の10年後

ホームページ制作の未来について少し考えてみました。これは10年後というそんなに遠くなり未来の話です。ちなみに20年前を考えると、スマートフォンというものはなく、スマホサイトなど存在しておりませんでした。
私が思うホームページ制作の未来ですが、AIの発達により自動化が進むことが予測されます。

ホームページ制作が機械化、システム化してこれなかった要因としてホームページ制作は依頼する側の意図や目的、趣味趣向によってどのようなデザインにするかを決める非常にシビアな状況判断力、意図を読み取る力、クライアントの好みを掴む能力が求められるからです。

例えば「シンプルなホームページ」「スタイリッシュに」と聞いてイメージするWEBサイト像は百人いたら百通りになるでしょう。そこをディレクターは様々なトライアンドエラーを繰り返してクライアントの好みや求めるものを導き出します。

これらの作業は今は出来ていませんが、これからAIのディープラーニングによって様々な趣味趣向が蓄積され、AIの判断も高精度になっていくのではないでしょうか。

まずクライアント側がいくつかの質問に対して回答し、いくつかのサンプルデザインを見て、イメージに近いものを選定することで、クライアントのデザイン好みを確定させる。文言などはクライアント側が用意する必要があるかもしれませんが、これもインタビュー形式でも可能になるかもしれません。

もう一つ、AIによりホームページ制作が確立されれば、そこには人が介在しなくなるため、コストを大幅に抑えることができるという点です。
ホームページの制作にはセールス、ディレクター、デザイナー、コーダーさらにはカメラマン、ライターなど様々なスタッフが携わります。ホームページの制作費用というのはこれらの人々の人件費といっても過言ではありません。なんてったって仕入れがないサービスですので。
これらの人件費がゼロになるということは、AIシステムの利用料のみとなりますので大幅なコスト削減が可能となるでしょう。

つまり、コストが安くなる分、クライアント側もそこそこの出来栄えである程度満足するという未来が予想できます。

いずれにしてもAIはホームページ制作のみではなく、様々な業界にて人の介在を無くして行くことが想定されます。AIとうまく共存して行くことがこれからは大切なのでしょう。