ホームページ制作とモンスタークライアント

モンスターペアレント、モンスターペイシェント・・・世の中には様々なモンスターが存在します。ホームページ制作会社にはモンスタークライアントと呼ばれるものが存在します。
今回はデザイナーを苦しませる「モンスタークライアント」について紹介をしていきたいと思います。

まずなぜモンスター化するかについてですが、ホームページ制作会社側がモンスターを育てるケースとナチュラルモンスターであるケースがあります。

■ホームページ制作会社側がモンスターを育てるケース
この場合、クライアント側はITリテラシーの低い場合が多いです。ホームページ制作とはどこからどこまでを行う事かが理解できていないケースです。ホームページ制作会社側が最初に線引をしっかりしない事によって、クライアント側から、「ホームページ制作会社なんだから、これもやってくれて当然でしょ?」という認識が生まれてしますのです。
また、受注欲しさに値引きした場合もモンスター化を促進する事になります。クライアント側は例え値引きをしてもらったとしても発注者であるという立場、ホームページ制作会社側としては、値引きをしてあげたんだから、わがまま言わないでねという立場で互いの主張がぶつかった結果モンスターを生み出すのです。これも、なぜこの値段なのか?という事をホームページ制作会社側がしっかりと最初に説明してあげる事で防げますね。

次に「何を伝えたら良いのかわからない」「クライアントとして何を提示したら良いのかわからない」というパターンです。当然初めてホームページ制作を依頼するのですから、何もわからなくて当然ですが、そこでボタンの掛け違いが起こり、クレームが発生しモンスター化するケースです。

■ナチュラル・ボーン・モンスター
これまでは、ボタンの掛け違いにてクライアントがイライラしたり、不信感を持つことによるモンスター化、ホームページ制作の範疇を十分に理解していないために起こるモンスター化を紹介いたしました。

しかし、世の中には生まれながらのモンスターが存在します。
50代~60代の創業社長に多い傾向がございます。
何をしても、何をやっても怒鳴り散らし、全て自分が正しいと思っています。
自分の希望のみを口頭で話し、仕様書や要件なども準備せずに依頼した気になっているのです。
指示は全て口頭、しかも言っていることが数日で変わります。
そしてすぐに「裁判」という言葉をちらつかせてきます。

捕まったが最後、ストレスの渦に巻き込まれます。
ホームページ制作会社最大の敵といっても過言ではありません。
やばいと思ったら、逃げるが勝ちのケースもあります。